表皮廃材リサイクルを可能にする加工技術の共同研究・開発について
この度、立体形状を持つ表皮材を分離する加工技術を、ユウキスライス工業・大銑産業株式会社・南条装備工業株式会社の3社で共同研究・開発をし、ユウキスライス工業が特許を取得することができましたのでお知らせさせていただきます。
当社はプラスチック廃棄物の削減のため、今まで困難とされていたPVC積層材の分離加工の研究・開発に取り組んでまいりました。
この度、ユウキスライス工業・大銑産業株式会社との共同研究・開発の結果、ユウキスライス工業において、スライス加工による立体形状を持つPVC積層材の分離技術についての特許を取得されました。
当社は樹脂成型メーカーとしてプラスチック廃棄物の削減を社会的使命と捉え、これらの技術を活用し更なるリサイクル化につなげることで、限りある資源の有効活用に取り組んでまいります。
【取得特許要約】
立体形状積層体分離方法および立体形状積層体分離装置
【加工技術の概要】
立体的なPVC積層材を水平回転する刃物によって水平方向に裁断し、各素材を高純度に分離する新たな技術。従来のリサイクル方法(粉砕・比重分離)では課題となっていたリユース率の低さを改善する新しい試み。
ベース技術は、発泡体加工として用いられるスライス加工。
一般的には、平面的な素材に対して使われる加工だが、ユウキスライス工業の分離方法と分離装置によって、立体的な素材を高精度に分離することが可能。
スライス加工によって分離された各素材は、比較的高純度であるため、素材価値を大きく低減させることなく、次の用途へのリユースが期待出来る。
【本件についての問い合わせ先】
大銑産業株式会社
(URL:http://www.daisensangyo.co.jp/)
担当者 奥野 栄士 様
Tel 052-855-2270 (名古屋支店 代表番号)
E-mail e_okuno@daisensangyo.co.jp